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手術後直腸狭窄により低残渣食(ていざんさしょく)の食事、低残食となりました |
直腸がん術後狭窄により拡張術をいたしましたが、その後の食事は低残渣食(ていざんさしょく)の食事(低残食)となりました。主食はお粥(全粥)、食物繊維を極力抑えた副食(おかず)です。入院中は病院で低残渣食(低残食)がでるのでいいのですが、退院後は家族もいますので一人だけ別口で食事を作らなければなりません。これが大変です、いったい何を食べていいのか解らないものです。取りあえずダメな物は食べないようにする程度ですましてます。 |
低残渣食(ていざんさしょく)について
低残渣食の食事(低残食)は、お腹や腸の負担となる食物繊維、刺激物を控えて負担をあたえないための食事です。
腸の狭窄や潰瘍性大腸炎の場合に必要とされています。特に食物繊維は水分や有機物を吸着し便を増やしたり、狭窄した部分の便の通りが悪くなったりするそうです。
すじの多い野菜や皮、固いものなどの消化されづらい食品やわさびや唐辛子などの刺激物は控える様にします。
主食はお粥(全粥)とし、副食(おかず)は柔らかめに調理し、ゆっくりと良く噛んで食べるように心がけます。
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控えたい食べ物
繊維の多い食品
キノコ類、海草、ごぼう、山採などの筋の多い野菜。生野菜をバリバリ食べるのはやめましょう。
揚げ物、脂を多く含む食品
唐揚げ、フライ、トンカツ、フライドチキン等。
飲み物
コーヒー、濃い煎茶、カフェインを含むもの、炭酸飲料、アルコール等
牛乳や乳製品は下痢になりやすい方は控えます。
刺激物
わさび、洋辛子、唐辛子などの香辛料
特に控えたいもの
喫煙とアルコール
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食べてもいいもの
退院の時、医師に今後の食事について聞きました。最初は極力低残渣食にそったものを食べ、少しずつ主食は普通食に近づけていき、副食も様子を見ながら常食に変えて見てくださいとの事です。ただし食べたものは書き留めて置いて便の状態や体調を観察しながらメニューを変えて食事する事とおおざっぱに云われました。
自分の場合は腸閉塞や潰瘍性大腸炎とは違い腸のつなぎ目の狭窄であり拡張術で普通生活に支障のない程度まで広げているので、常食に近いものまで様子を見ながら食べていけるのだろうなと思いますので、皆があてはまる訳ではありません。
主食
お粥(全粥)、雑炊、白米(柔らかめ)、うどんやそうめんは良く煮込む。雑炊は特に美味しくいただけます。鍋料理の後の残り汁でコトコト煮込んだ雑炊は格別に美味しいものでした。また、鍋の野菜類は良く煮込まれ柔らかいのと、白身魚も一緒に食する事ができ、鍋料理は良いですね。
副食(おかず)
主に白身魚が中心です。たら、カレイの煮付け、ほっけも煮付けにすると結構美味しいです。はんぺんのバター焼き、肉類は鶏肉を中心に蒸した肉に鯛味噌などで食べました。
野菜類は根菜を中心にこれも煮物にして味を薄めにだし汁で食べます。カボチャやなす、トマトは皮の部分は食べないようにしてください。明らかに筋のあるものはさけてください。
果物はパイナップルやバナナ、柿、梨は繊維が多いので食べても少量にしてりんご、イチゴ、みかんが良いと思います。
卵は半熟卵、卵豆腐、茶碗蒸しの具無し、オムレツ等の固ゆでしていないもの、豆腐、納豆は挽き割り納豆が良いです。
まじめに低残渣食を意識して食べたのは退院して2週間ぐらいでしょうか、とにかく細かく砕いたり消化の良いものを選んだり、フードプロセッサーが活躍しています。少量ですが赤身の豚や牛肉も食べたりしています。
何を食べたら良いのか考えるだけで家族にも負担かけるし、ストレスが溜まりますので様子を見ながら食べては如何でしょうか。
たばこと酒だけは御法度です。この際やめましょう。
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