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頻便が普通じゃないので病院へ行きました。
術後初めての大腸カメラ、原因として考えられていた縫合部分の狭窄が分かりましたが、希におこる事なのになんでその希が自分にと思った。
バルーンで狭窄部分を広げる拡張術を行うこととなりましたが、これでも広がらない場合は最終的には、開腹手術になるとの事であり、バルーン拡張術が成功する事を祈るだけでした。 |
直腸がん術後狭窄によるバルーン拡張術
直腸がん術後狭窄について内視鏡的拡張術(バルーン拡張術)を行うため再入院いたしました。最初に入院した消化器内科の病棟のため、看護師さんから久しぶり、こんにちは等顔を覚えていてくれました。
拡張術は先生の話によると少しずつ無理なく広げるので2〜3週間の入院を予定してくださいとの事、次の日に第1回目の拡張術を行います。
バルーン拡張術は狭窄した部分をふうせんで膨らまして広げる施術ですが、一見簡単そうに見えて、結構辛いものでした。内視鏡も通ることが出来ないぐらいの隙間(8ミリ位)にバルーンを内視鏡で入れて少しずつ広げるのですが、空気を腸内に入れるのでお腹が張って痛いし、広げるにつれて多少痛みが伴いました。
しかしながら、我慢出来ない程の痛みはなく、思っていたよりは楽な感じかな・・・
時間的には1時間弱でしょうか、1回目は約12ミリ程度広げました、終わって病室へ運ばれ、直ぐトイレに直行、前処理を完璧にしたつもりでも、血と便と水がドーっとでました。その後はガス抜きです、嘘みたいに爆音とともに一気に出たのが一回、その後も数回ここまで空気が入っていたのかと思うぐらい出ました。もう恥ずかしさなんて無いですね、トイレでも、病室でもブーブー云ってましたよ。
1回目の拡張術が終わった日は出血が結構ありました、24時間点滴が行われ出血止めの薬が入っていました。次の日には出血は治まりましたが、夕飯まで絶食状態です。何とか無事に拡張術も終わり一安心、でも2回3回とまだあるんですよね。
食事は低残渣食と云うものでお腹や腸の負担となる刺激物、食物繊維を極力控えた負担を与えない食事となりました。(低残食については後で)
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2回目の直腸がん術後狭窄によるバルーン拡張術
2回目は一週間後に決まりました、一回目の様子見期間も含めたのでしょうね。
一回目の拡張術の後、肛門痛はあるものの、今まで排便時に頑固に腹痛が起きていたのがあまり腹痛を感じることなく排便出来るようになっていました。これにはヤッターと思いましたね。ただし、下利便なので普通便の時はどうかなと心配もありましたが、数日後下痢が治り普通便なった時も以前とは比べようもないぐらい腹痛は軽減していました。頻便については多少減ったかな位で結構トイレには通っていましたがね。
それと、排尿困難なのですが少し時間短縮されてきたように思います、狭窄していたことが排尿にも影響あったのでしょうか分かりませんが?
2回目の拡張術によっては3回目は必要ないとの事です早く退院出来ると云うことですね。
2回目のバルーン拡張術の日がやってきました。前処理も慣れてしまいましたね、マグコロールもすいすい飲めましたよ。
2回目はもう拡張術のやり方が分かったので緊張もせず楽に行われたと思います。1回目より痛みも無く、時間も短時間で終わりました。生活に支障の無いくらい(15ミリ以上)には広げられたとの事で拡張術は成功しました。
3回目は無しと云うことで退院も早まりました。
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拡張術後及び退院
2回目のバルーン拡張術が成功したことから、退院が早まり2週間弱で退院となりました。
拡張術後の変化は今までの辛さからかなり軽減されました。
先ず、頻便の原因の一つである、チョロチョロと出る細い便が太くなった事から回数が激減したこと、と云っても20回位はトイレに行ってますがね。
排便時の腹痛が軽減されたこと、排尿障害が1時間かかっていたのが30分くらいに短縮されたこと等かなり楽になりました。
まだ、拡張術から1週間程度しか経過していないので、肛門あたりの痛みがあります。我慢出来る程度なので時間が解決してくれるものと願っています。
性機能障害については、最近良くなってきたようです、このまま治るといいなと思っています。まだまだ、手術前の体には戻りませんが気長に治療していくしかありませんね。
直腸がん発見から3ヶ月、夏(病院にはエアコンがあるので涼しかった)を知らないうちにもう冬です、今年は一体何をやっていたのやら人生最悪の年かな、これからは良くなってくると信じたいです。
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